掌蹠膿疱症 その1
掌蹠膿疱症 その1 掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿疱ができ、慢性化するやっかいな病気です。 現在のところ原因不明で、有効な治療法も見つかっていません。 中医学でも比較的治しにくい病気ですが、症状の経過や、発疹の特徴をよくみきわめて治療することで、症状を改善すること...
掌蹠膿疱症 その2
掌蹠膿疱症 その2 現代医学からみた掌蹠膿疱症 掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に、無菌性の小さな膿疱(化膿した発疹)ができる病気です。 激しいかゆみがあり、時には痛みをともなうこともあります。 まず、水疱ができ、だんだんと化膿し、時間とともに乾いて治るという経過をとり...
掌蹠膿疱症 その3
掌蹠膿疱症 その3 中医学からみた掌蹠膿疱症 中医学では、皮膚の病気を診るとき、発疹の状態や特徴、他に付随する症状などから原因をみきわめ、診断・治療するという方法をとります。 掌蹠膿疱症の場合、はじめに水疱ができて、それが化膿していきます。...
掌蹠膿疱症 その4
掌蹠膿疱症 その4 掌蹠膿疱症の治療法 症状が激しい時期の治療法 ①水疱が多くできている場合 手のひらや足の裏にジクジクとした水疱ができ、化膿がまだひどくない状態のときは、湿熱の邪が関係していると考えられます。 この場合、吐き気がする、食欲がない、腹痛、といった胃腸症状...
掌蹠膿疱症 その5
掌蹠膿疱症 その5 ②化膿傾向が強い場合 掌蹠膿疱症の最盛期には、膿疱が手のひらや足の裏にたくさん現れるようになります。 炎症が激しいため、かゆみや赤みも強く、ヒリヒリと痛むこともあります。 このほか、のどが渇く、舌の色が赤い、発熱、といった熱症状をともなう場合もあり...
掌蹠膿疱症 その6
掌蹠膿疱症 その6 症状が落ち着いている時期の渡療法 ③くり返し膿疱ができる場合 掌蹠膿疱症が慢性化した場合、最もよく使われるのが、「托裏」という治療法です。 これは、気血のめぐりをよくすることで、内側から毒を排出しようというものです。...
掌蹠膿疱症 その7
掌蹠膿疱症 その7 ④慢性化して、皮膚が厚くなっている場合 膿疱がくり返し発生すると、皮膚が厚くなって、ひからびたような状態になることがあります。 皮膚の色も、赤黒くくすんだような状態になります。 このような場合には、血液のめぐりに問題があると考えられます。...