相談しにくい夜尿症 その1
夜尿は子供の時期には、誰でも経験済みです。 ある程度の年齢になれば、自然に治まりますがなかなか治らない時、中医学的に体質素因に問題があったり、体の中に歪みがある場合には、やはり治療が必要です。 排尿のメカニズムから見ていきましょう。 尿の生成...
相談しにくい夜尿症 その2
夜尿症の原因は? 膀胱 には、尿をためて外に漏れ出さないようにする働き(これを「 約束機能 」といいます)があります。 この機能は、 膀胱 と密接な関係がある 腎 の支配を受けています。 子供のうちは、 腎 の機能も未熟なため、頻繁に夜尿を起こしますが、六歳ぐらいまでなら、...
相談しにくい夜尿症 その3
夜尿症の3回目、 夜尿症の治療法 について考えて見ましょう。 頻繁に夜尿を起こす場合の原因には2つあります。 1つは、 腎 の機能障害、もう1つは 脾 と 肺 の気の不足です。 ではまず 腎の機能障害 から考えて見ましょう。...
相談しにくい夜尿症 その4
前回は 腎の機能障害 についてでしたが、今回は 脾と肺の気の不足 について考えてみましょう。 気 には、からだを温める、全身の代謝を促進する、ウイルスなどの外邪からからだを守る、血液や尿、汗などが漏れすぎないように皮膚や筋肉組織を引き締める、といった働きがあります。...
相談しにくい夜尿症 その5
それほど頻繁ではなく、ときどき夜尿症を起こす場合について考えて見ましょう。 神経質で、ストレスを受けやすいひとは、 肝の機能失調 を起こしていると考えられます。 ふだんから情緒不安定で、神経質な子供の場合、こわい夢を見るなどして夜尿症を起こすことがあります。...
相談しにくい夜尿症 その6
今回は 夜尿症 の最終回。 時々起こる夜尿症で、尿の色が濃く、のどが乾きやすい場合。 これは 湿熱 による 膀胱の機能失調 と考えます。 ストレスや、あぶらっこいものの食べすぎなどで生まれた湿熱が 肝や脾胃 を傷つけると、 膀胱 に影響がおよぶことがあります。...