頭痛 その1
頭痛 その1 【中医学からみた頭痛】 頭痛は、急性と反復性・慢性に大きく分けられる 中医学では、頭痛を急性のものと、慢性・反復性のものに大きく分けて考えます。 急性の頭痛の原因となるのは、かぜや感染症、精神的なストレスによる過度の興奮のほか、外傷や腫瘍、血管障害といった、頭...
頭痛 その2
頭痛 その2 【中医学からみた頭痛】 内臓の機能が失われると頭痛がくり返したり慢性化する 急性期にしっかり治すことができなかったり、そのほかのからだの異常が原因となって、からだの活動の中心である五臓(肝・心・脾・肺・腎)のいずれかが傷つけられると、頭痛がくり返し起こったり...
頭痛 その3
頭痛 その3 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 高血圧症や更年期障害にともなって起こる頭痛の下地は、長い時間をかけてつくられる 基本物質の流れや精神情緒・消化吸収機能の調節、筋膜や腱に滋養とうるおいをあたえるといった、全身の活動をコントロールする自律神...
頭痛 その4
頭痛 その4 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 高血圧症や更年期障害にともなう頭痛は、複雑なメカニズムで起こる 精が血に変化し、血が精から生まれ、人が精をたくわえるように、肝と腎は密接な関係にあります。...
頭痛 その5
頭痛 その5 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 高血圧症や更年期障害にともなう頭痛は、複雑なメカニズムで起こる (前回の続き) これは、肝から出発する血や津液の通り道(経絡)が頭の左側を通っているからです。...
頭痛 その6
頭痛 その6 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 かぜが吹く前に起こりやすい頭痛 外から侵入した 病因物質(風・寒・湿などの外邪)によって頭痛が起こった段階で治療が徹底しなかったり、病因に対抗する力(正気)が不足していたために病因物質を完全に除くことがで...
頭痛 その7
頭痛 その7 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 消化吸収機能のおとろえによって生まれた不要な水分が集まり、頭痛を引き起こす その1 全身の活動に必要な基本物質(精・気・血・津液)は、脾と胃の消化吸収機能によって生まれます。...
頭痛 その8
頭痛 その8 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 消化吸収機能のおとろえによって生まれた不要な水分が集まり、頭痛を引き起こす その2 このタイプは、曇った日や霧の日など、湿度が高くなりはじめると、痛みが強くなるのが特徴です。...
頭痛 その9
頭痛 その9 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 血行の停滞で起こる固定性の頭痛 打撲や外傷、手術後、慢性病などによってうっ血が起こったり、ほかの原因で頭痛をくり返すうちに血行が停滞するようになると(血瘀)、一定の場所に刺すようなあるいは割れるような頭痛...
頭痛 その10
頭痛 その10 【からだの機能のおとろえが直接の原因となって起こる頭痛】 消化吸収機能の不足によって起こる頭痛 もともと胃腸が弱かったり、思い悩む、慢性病、老化などによって脾胃が傷つけられると、脾の機能が慢性的に失調し、全身の活動に必要な機能や熱量が不足します(脾気虚)。...
頭痛 その11
頭痛 その11 【からだの機能のおとろえが直接の原因となって起こる頭痛】 滋養の不足によって起こる頭痛 慢性の出血や産後、慢性病などで滋養(血)が不足すると、脳や感覚器官に十分な滋養が供給されなくなって慢性的に頭痛が起こります。...
頭痛 その12
頭痛 その12 【からだの機能のおとろえが直接の原因となって起こる頭痛】 生命エネルギーのおおもとが不足して起こる頭痛 生命エネルギーのおおもととなる基本物質は、腎にたくわえられている精です。 中医学では、精から髄がつくられ、髄が集まって脳ができると考えられています。...