中医火神派 李可老中医医案翻訳 その41
李老中医 危急重症難病治療経験 その41 十一、産後に誤用した開破による変病 張秀珍、女、30歳、鉄工場家族。1987年10月12日初診。三月下旬二度目の妊娠で一人の女の子を産んだが、心の中は抑鬱で不快、また差別を受け悲怒交錯して加わり、食欲不振・自汗・胸悶・喘急が暫く...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その42
李老中医 危急重症難病治療経験 その42 十四、乳腺の嚢性増生症 婦人科転院してきた患者耿玉蘭、18歳、右乳下方に3か月前からほぼ杏の種の大きさの塊が発現し、遂には少しずつ大きくなって鶏卵大にまでなり、表面は光沢があり境界は綺麗で可動するが粘りつきはない。婦人科の診断は...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その43
李老中医 危急重症難病治療経験 その43 十七 鶏爪風症 宋巧榮、女、26歳、物資公社幹部、1983年5月7日初診:産後9カ月、春の終わりに急に四肢の痺れを覚え、気力なく精神倦怠や折れんばかりの腰痛し、それは疲れや気候の変わり目に酷くなった。最近一カ月は痺れが早朝に起こ...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その44
李老中医 危急重症難病治療経験 その44 (四)蛮補致崩(無謀な補は崩漏となる) 水泥工場女工馬艶芳30歳、1984年1月12日初診、元々“機能性出血”の疾患があり、外地の医者を求めて赴き、黄耆・当帰・阿膠・生竜骨・生牡蠣の大量処方を10剤連続して服用した。月経期になっ...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その45
李老中医 危急重症難病治療経験 その45 外科急性腹症医案十則 一、闌尾膿腫合併腸梗阻 任蘭汝、女、48歳。1964年8月14日病で死にかかり、彼女の子がある新民のある村のある家から下山して診察を頼まれる。そこで道中を急ぎ午前には村へ着いた。部屋に入ってみると、患者は右...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その46
李老中医 危急重症難病治療経験 その46 二、老年性高位腸梗阻 王万林、男、65歳、外科入院の病人。急診で入院して5日、病程は半月ほど。発病して直ぐに菔通と嘔吐が現れ半月ほど排便も放屁もない。腹は太鼓の様に脹れ時々絞痛し病床で転げまわっている。外科の診断では老年性の腸梗...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その47
李老中医 危急重症難病治療経験 その47 四、老年の高位腸梗阻と疝嵌頓の合併症 公安局李継光の叔父、65歳、城関院に入院中の病人で1983年11月3日診察。病程は8日間で、入院は2日間。レントゲン検査で剣上突起と同じ線に液体面がある;右側の睾丸腫痛を検査し、嵌頓(...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その48
李老中医 危急重症難病治療経験 その48 五、急性子宮内膜炎 郭玉梅、女、31歳、炭鉱工夫の家族。1967年10月9日急診。患者は月経が終わった翌日に公衆浴場へ入浴し、その夜に少腹に針で刺されるような脹痛を感じ、汚臭のする灼熱の帯下と腰痛がして、夜半には悪寒戦慄が始まり...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その49
李老中医 危急重症難病治療経験 その49 七、胆石症の絞痛 公安局幹部景宏元、45歳、1985年8月17日夜来診。患者は強烈な右肋骨痛が3日、県医院の超音波診断は胆結石で、胆嚢内には大小不揃いな結石が6個、大きいものではトウモロコシ粒、小さいものでは小豆の如くであった。...
中医火神派 李可老中医医案翻訳 その50
李老中医 危急重症難病治療経験 その50 九、急性胆道回虫症と急性膵腺炎併発 水頭劉守財の妻46歳、1983年12月2日救急入院し、内科・外科の緊急処理を経て制御できずに中医診察を要請された。 患者は昨日朝食後右上腹部の絞痛と頻繁なる嘔吐があり、午後4時には1条の回...
