がん その12
よく使われる抗がん剤 その1
タキソール(一般名 パクリタキセル)
1950年代にアメリカの国立がん研究所は、抗がん効果をもつ物質を探すため、3万種類の植物を調査しました。
その中で発見されたのが西洋イチイの成分パクリタキセル(タキソール)です。
1992年アメリカで卵巣がんの患者さんに始めて使われました。
タキソールは卵巣がんのほか肺がん、乳がん、胃がんなどのほか頭頸部腫瘍等にも使われます。
一般にはこの薬だけで使うことは少なくシスプラチンなどの白金製剤と併用されることが多い薬です。
静脈内に点滴注射です。
主な副作用は、末梢神経障害、関節痛、筋肉痛、悪心嘔吐、下痢、脱毛、発熱。
末梢神経障害が出ますので、濡れている床や階段などに注意しましょう。
車の運転などはいけません。
便秘になりやすいので消化のよい物を心がけましょう。
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