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がん その18 抗がん剤コラム その4

執筆者の写真: kampo shinsendokampo shinsendo

がん その18 

抗がん剤コラム その4



骨髄抑制



 タキソテールやタキソールは、骨髄抑制が非常に少ない薬です。


 一般に抗がん剤の投与量を多くするほど、骨髄抑制があらわれます。


 しかしこれらの薬では毎週投与しても骨髄抑制は少ないとされています。


 しかし全くないわけではありません。


 骨髄抑制の程度は、白血球の数、とくに好中球という菌を殺す細胞がどれくらいいるかによって判断します。


 好中球の数が1000以下、白血球全部の数が2000以下になっている場合に骨髄抑制があるといいます。


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