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  • 執筆者の写真kampo shinsendo

がん その2 ガンの診断 その2

がん その2 



ガンの診断 その2


 ガンの広がりについては、国際的なTNM分類があります。


 Tは、原発部の腫瘍の大きさや浸潤程度。


 Nは、リンパ節転移の有無。


 Mは、他の実質臓器への転移の有無。


 これらに従って、治療方針の決定や予後の予測が可能になってきます。


 (1)前がん病変と早期がん。


 前がん病変としては、子宮頸部の異型上皮、口腔や食道粘膜の白斑、胃の萎縮性胃炎(ヘリコバクターピロリ菌で有名)、大腸のポリープなどがあります。


 これらは治療を急ぐ必要はなく、一定期間ごとに経過観察と検査を行います。


 治療する場合でも局所的な処置で対応可能な場合が多くみられます。


 また、すこし進んで早期がんになっても一般的には外科手術などの治療で治癒するものが殆どです。


 最近では、内視鏡による切除や体腔鏡手術など患者さんの負担を軽くするようにした治療法の開発が盛んになっています。

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