こころの病 その3
感情を表現することによって臓腑の生理機能が正常に戻る
感情には「喜」「怒」「憂」「思」「悲」「恐」「驚」の七つがあります。
これを「七情」といいますが、このうち、心と喜、肝と怒、肺と悲、脾と思、腎と恐のように、特に五臓と関係の深いものを「五志」といいます。
情志の変化につれて生理機能が変化すると、顔の紅潮や蒼白、手の指の震えや弛緩、食欲亢進や低下などの反応が現れます。
しかし、刺激の程度が軽く、全身の機能が正常なら、情志を表現することによって、刺激が緩和され、生理機能は正常に戻ります。
Comments