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執筆者の写真kampo shinsendo

こころの病 その5

こころの病 その5



こころの病いと診断



こころの病いは三つに大別される 



 こころの病いは、まず心の機能失調を引き起こし、不安や不眠、動悸や健忘、心配しすぎ、夢をよく見るといった症状を表します。



 しかし、心は五臓すべてを統括しているので、心が傷つけば、ほかの臓にも影響がおよびます。



 そのため、五臓のいずれかの機能が失われる可能性があります。



 したがって、心の病気としてではなく、高血圧症や咽喉神経症、うっ血性疾患、呼吸器疾患、膀胱神経症など、臓腑機能の滞りや乱れとして認識されることが多いのです。



 特に失調しやすいのは、肝と脾の機能です。



 そしてこれらの病気が長びくと、必ず腎に波及します。

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