こころの病 最終回
- kampo shinsendo
- 2024年9月26日
- 読了時間: 1分
こころの病 最終回
心の陰液が不足している場合
もともと陰虚の素質がある人が、いつまでも思い悩んだり、強い悲しみや心配ごとがあると、心陰とともに肝や腎の陰血や陰精も損傷されます。
このような心陰虚の人は、相対的に余った陽熱(心火)の勢いが激しくなるため、イライラや不安感、焦躁感が強い、のぼせ、激しいどうき、微熱、寝汗、顔面の紅潮、不眠、夢をよく見る、口乾、舌が紅く苔が少ない、脈が細く脈拍数が多い、といった症状を強く訴えます。
このような場合は、「黄連阿膠湯」や「天王補心丹」などで治療します。