慢性の咳
②脾虚生痰
慢性の咳ではよく見られる型で、慢性病・老化・飲食の不摂生で生じた痰湿の長期化などにより脾胃が損傷を受け、胃腸の機能が低下して水液の運化ができなくなり、停滞して肺に痰を生じた状態にあたります。
症状は、慢性の咳・出しやすい多量の白い痰に、元気がなく息切れしやすい・食欲不振・食べるとお腹が張る・泥状便・むくみ・舌質が淡くぽってりとしている・白い舌苔・脈に力がないなどをともないます。
治法は、脾胃の機能を強めて水液の吸収・運輸を正常化し、痰が産生されないようにする《益気健脾・化痰》を行います。
処方は、香砂六君子湯・参苓白朮散をつかいます。
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