【反復性・慢性ののどの痛み】 【鬱熱上炎】
②肝胆鬱熱
精神的ストレス・怒り・緊張あるいはかぜひきの反復によって邪の体内への残存で、肝胆の気機が鬱して化熱し、情緒の変動・かぜひきなどによって肝胆の鬱熱がひき動かされ、邪熱が咽喉に上がり炎症を起こす病態です。
症状は、のどの痛み・発赤・腫脹がおりにふれて発生し、いらいら・怒りっぽい・ゆううつ・ヒステリックな反応・口が苦い・胸脇部が張って苦しい・舌質が紅・黄色い舌苔・ピンと張った脈(弦脈)などをともないます。
治法は、肝胆の鬱熱を除く《清泄肝胆》を行います。
処方は、加味逍遥散・小柴胡湯など。
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