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  • 執筆者の写真kampo shinsendo

のどの痛み その5

【反復性・慢性ののどの痛み】


【陰虚火旺】


慢性病や老化、熱病などによって本来体に必要な体液である陰液が少なくなり、反対に陽気が相対的に余って虚熱となることでバランスが崩れ、その虚熱が上昇して咽喉を灼くためにのどが痛む病態です。



炎症のようにみえますが、まったくの体質的な病変なので、西洋薬の消炎剤も抗生物質も効果はありません。



逆に、何度も投薬されることにより正気が消耗されて悪化をまねきます。



①【肺陰虚】


肺を潤している陰液が不足し、虚火が肺の門戸である咽喉に上炎する病態です。



症状は、のどが乾いて痛みや発赤をともない、乾いた咳・痰が粘稠で血が混じる・からだの熱感・寝汗・舌質が紅で乾燥・舌苔が少ない・脈が細く速いなどがみられます。



治法は、肺の陰液を補充して虚火を冷ます《養陰潤肺・清虚熱》を行います。



処方は、養陰清肺湯・潤肺糖漿

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