アトピー性皮膚炎 その2
アトピー性皮膚炎は年齢と症状によって分類する
病因が不明なため、アトピー性皮膚炎は、原因ではなく年齢別の症状によって分類されています。
乳児期には、頭や顔を中心に、ジュクジュクとした急性の湿疹が現れます。
赤い小さなブツブツ(丘疹)ができ、これに、黄白色で厚いかさぶたのようなもの(乳痂)をともないます。
幼小児期に入ると慢性化し、季節的あるいは1年を通して、乾燥した皮膚炎の状態を示すようになります。
また、ひじやひざの裏、首などの皮膚が盛り上がって厚くなり、色素沈着をともなうようになります。
痒疹のような丘疹が全身に広がることもあります。
思春期以後になると、治療が非常に困難になり、病変は広い範囲に及ぶようになります。
紅斑のほか、皮膚が厚くなり、色素沈着をともないます。
特に顔が「赤鬼様顔貌」になるので、社会生活に支障をきたすこともあります。
最近では、学童期を過ぎても治癒しない例や、難治性の成人型アトピー性皮膚炎も目立つようになりました。
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