アトピー性皮膚炎 その3
治療は対症療法に限られる
現在、日本皮膚科学会では、アトピー性皮膚炎を①掻痒②慢性反復性の経過③特徴的な皮疹と分布などの症状から診断しています。
原因が不明なため、原因を除去する根本的治療はなく、すべて対症療法に属します。
その要点は①皮疹や掻痒のコントロール②増悪因子の除去③日常のスキンケアです。
皮疹や掻痒のコントロールにはさまざまな治療法がありますが、特にステロイド外用に関しては、副作用が多いので、十分な管理のもとで行われなくてはなりません。
アトピー性皮膚炎の治療には、個人だけを診る現代医学だけでなく、人間や生活環境、宇宙を含めた全体的な視点をもつ中医学を取り入れることも必要ではないでしょうか。
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