アトピー性皮膚炎 その8
乳児のアトピー性皮膚炎の症状は、治しやすい
乳児のアトピー性皮膚炎の特徴は、耳のまわりがただれる「旋耳瘡」ができたり、ほおや頭に丘疹ができるというように、頭や顔、首に症状が現れる点です。
これは、からだの上部や表面を犯す風の性質が現れるからです。
痒みが非常に強く、掻くと黄色い液が流れたり、血がにじむこともあり、ただれます。
あとにはみかん色をした、脂っこいかさぶたができます。
風の症状が軽い場合には、熱の症状も軽くなり、主に不要な水分による症状が現れます。
両ひじや両ひざの裏側に白い丘疹ができる「四弯風」が特徴です。
痒みは少なく、ただれることもなく、部位もあまり移動しません。
掻いたあとには白い線が残ります。