top of page
執筆者の写真kampo shinsendo

パニック症 女性 35歳

お客様のお喜びの声 その40



パニック症 女性 35歳


 3歳になる男の子がいる。昨年7月頃からストレスを強く感じていた。


 9月に美容院で急に酷い動悸に襲われ、またいつそんな状態になるのか不安が募り、食欲不振や不眠、めまいなどが続いた。


 月経周期その他には異常は感じられない。


 その後、首の後ろが凝って、のぼせて雲の上を歩くようなフワフワした感じになって、医者へ行ったらパニック症と診断され、デパスを処方された。


 血圧も高めで降圧剤も一緒に処方される。


 その他は疲れやすい・緊張すると肩が凝るなどの症状がある。


 舌淡紅舌下怒張(+)あり。


 西洋薬では根本的な治療にならないと感じ漢方相談にお見えになられた。


 出産による気血の消耗に加え、育児によるストレスで自律神経を調節している肝の気が上亢したためと考え、不安感や不眠に加味帰脾湯を、また血圧上昇と雲の上を歩くようなフワフワ感には上がった気を下げる竜骨・牡蠣の配合された柴胡加竜骨牡蠣湯を処方した。


 3か月の服用ですっかり良くなった。

最新記事

すべて表示

中医火神派 李可老中医医案翻訳 その1

李可老中医 危急重症難病治療経験集 破格救心湯が救治した心衰の実録 私が中医臨床に従事して46年、薬も少ししかない無医村において、自ら創生した破格救心湯を運用し千余例の心衰重症患者の治癒に成功し、かつまた現代医院で末期症状の患者百余例を起死回生させた。中華医学は重症危急症領...

中医火神派 李可老中医医案翻訳 その2

李可老中医 危急重症難病治療経験集   その2 二 本方の効果と主治   本方は今にも陽が絶えんばかりのときにその陽を救うものである。どの内科、外科、婦人科、小児科の各科にあっても危急重症、或いは激しい嘔吐や下痢、或いは吐血・下血、婦人不正出血、或いは寒温の外感病に罹り大汗...

中医火神派 李可老中医医案翻訳 その3

李可老中医 危急重症難病治療経験集   その3 2.肺心病による心臓衰弱と危機的脳症の合併症と急性腎機能衰弱    霊石薬剤会社 王桂梅の母、62歳。1979年2月4日、県医院の診断は“肺心病での心蔵衰弱と危機的脳症の併発ならびに急性腎機能衰弱”で病は危機的で死を覚悟で退院...

Comments


bottom of page