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執筆者の写真kampo shinsendo

不妊 その4

【気血不足】



先天的な虚弱・慢性病・過労・出血などによる消耗、あるいは脾胃(胃腸)の虚弱による気血の生産不足が原因で気血が虚し、女性では衝脈任脈を通じての胞宮(子宮)を十分に栄養することができず、また男性では精液を作り出す源が不足するために、不妊を引き起こす病態です。



症状は、不妊とともに、顔色につやがない・頭のふらつき・目のかすみ・爪がもろい・皮膚につやがない・元気がない・疲れやすい・舌質が淡・脈が細く弱いなどがみられます。



女性では、月経周期の延長や月経血が淡く少ないなどをともないます。



治法は、元気をつけ機能を高め、血を補充し生産を強める《補気養血》を行います。



処方は、帰脾湯・十全大補湯・人参養栄湯・補中益気湯・当帰芍薬散

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