中医学で考える高血圧の原因とメカニズム その2
「高血圧症」は活動エネルギーと陰液のアンバランスで起こる
ところが、環境が悪化する中で繰り返して風邪などの病気を患ったり、喜びや悲しみ、驚きや怒りといった心の動きや、乱れた食生活、過度の性生活といった、ある程度避けられない不節制が続くと、そのしわ寄せが活動エネルギーと陰液のアンバランスとなって現れ、少しずつからだをむしばんでいきます。
特に四十歳ころになると、アンバランスがはっきりしてきます。
基本物質どうしのアンバランスが内臓で起こると、内臓の働きが悪くなります。
基本物質のうち、陰液が不足し、そのためからだを温める活動エネルギーの働きが相対的に高まり過ぎた状態のひとつが「高血圧症」です。
多くの高血圧症は、陰液の不足による活動エネルギーの働きの異常な高まりが基礎になって起こります。
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