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執筆者の写真kampo shinsendo

中医学で考える不眠症 その1

中医学で考える不眠症とは その1



 不眠症は、内臓の働きの異常を示す症状



 中医学では、「臓腑」の機能が失調し、これが、「心」の働きを損なって、「神」が不安定になるため、不眠症が起こると考えます。



 臓腑の機能失調の原因となるのは、外から侵入する「病邪」のほか、感情の変化や飲食の不摂生、疲労や過度のセックスなどです。



 感情には、中医学では七情といって七つの感情に分類されています。



喜・怒・憂・思・悲・驚・恐の七つです。

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