【腸胃湿熱】
飲食の不摂生・あぶらっこいものや消化しにくいものの嗜好・飲酒癖などが原因で、胃腸に湿熱が生じて気機を失調する病態です。
腸の蠕動が円滑でなくなるために、便がスムーズに排出できない状態といえます。
症状は、排便したいのにうまく出ない・少量の粘調な便あるいは泥状便・腹満・腹のつかえなどのはか、吐き気・嘔吐・口が粘る・尿が濃く少ない・からだが重だるい・黄色くべっとりした舌苔などがみられます。
治法は、熱を冷まし湿を除いて胃腸の蠕動運動を正常化させ、便通をスムーズにする 《清熱利湿・理気寫下》を行います。
処方は、茵蔯蒿湯など。
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