【バリア力とは】
東洋医学では、ウイルスや細菌、花粉など、体に侵入して害を与える存在を「外邪」と呼びます。
ちなみに、「風のように変化しやすい性質を持った邪」を風邪(ふうじゃ)といい、これが風邪(かぜ)の語源といわれています。
この外邪から体を防衛するボディーガードの役目を果たしているのが、「衛気(えき)」と呼ばれるもの。
体内のエネルギーである「気」にはいくつかの種類があって、そのうち、風邪や花粉症の予防に最も深い関係にあるのがこれなのです。
「衛気」は、エアーカーテンのような「見えないバリア」となって、皮膚などの体表面、そして、外界とつながっている鼻や口、そこから続いている肺や腸などの粘膜を駆け巡って私達の体を守ってくれているのです。
「衛気」が充実していれば、体にはくまなくバリアが築かれ、ウイルスや細菌といった外敵の侵入をブロックすると考えられています。
この「衛気」のパワーを充実させることが、「バリア力」を高め、風邪やその他の病気を予防することにつながるのです。
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