top of page
執筆者の写真kampo shinsendo

免疫パワーを高める養生法 その2

【バリア力とは】



東洋医学では、ウイルスや細菌、花粉など、体に侵入して害を与える存在を「外邪」と呼びます。



ちなみに、「風のように変化しやすい性質を持った邪」を風邪(ふうじゃ)といい、これが風邪(かぜ)の語源といわれています。



この外邪から体を防衛するボディーガードの役目を果たしているのが、「衛気(えき)」と呼ばれるもの。



体内のエネルギーである「」にはいくつかの種類があって、そのうち、風邪や花粉症の予防に最も深い関係にあるのがこれなのです。



衛気」は、エアーカーテンのような「見えないバリア」となって、皮膚などの体表面、そして、外界とつながっている鼻や口、そこから続いている肺や腸などの粘膜を駆け巡って私達の体を守ってくれているのです。



衛気」が充実していれば、体にはくまなくバリアが築かれ、ウイルスや細菌といった外敵の侵入をブロックすると考えられています。



この「衛気」のパワーを充実させることが、「バリア力」を高め、風邪やその他の病気を予防することにつながるのです。

最新記事

すべて表示

免疫パワーを高める養生法 その1

最近、よく耳にする「 免疫 」という言葉。 体を病気から守る大切な機能だということは分かっても、どうしたら強く出来るのか、どんな風にそのパワーを活用したらいいのか分からない人がほとんどではないでしょうか。 免疫パワーを高めるには、体に本来備わっている「 バリア力...

免疫パワーを高める養生法 その3

【風邪をひきやすい人、ひかない人の差は「 バリア力 」】 風邪がはやり始めると真っ先にひいてしまう人がいるかと思うと、「もう何年も風邪なんかひいていない」という人がいたり、この違いは一体どこから来るのでしょうか。 人の体には、ウイルスや細菌、花粉などの外敵から体を守る「...

免疫パワーを高める養生法 その4

【日常生活によっても「 バリア 」の強さに差が…】 忙しい生活が一段落ついて、気がゆるんだとたんに風邪をひいてしまったという経験を持つ人は多いはずです。 東洋医学的に見ると、「 気 が抜ける」「 気 がゆるむ」というのは、単に精神的な意味だけではなく、「 気...

Comentários


bottom of page