【風邪をひきやすい人、ひかない人の差は「バリア力」】
風邪がはやり始めると真っ先にひいてしまう人がいるかと思うと、「もう何年も風邪なんかひいていない」という人がいたり、この違いは一体どこから来るのでしょうか。
人の体には、ウイルスや細菌、花粉などの外敵から体を守る「バリア力」が張りめぐらされています。
この「バリア」は、外界と接している皮膚や粘膜に分布しており、いわば家を守る塀のような役割を担っています。
塀がしっかりとしていれば、泥棒が入りにくいのと同じで、「バリア力」が強ければ、外敵が体の中に入り込むことができないため、風邪をひきにくく、また、花粉症にもかかりにくいのです。
「バリア」の力には、個人差があるばかりでなく、同じ人でも強いときと弱いときがあります。
花粉の飛散量とはかかわりなく、症状がらくな年とひどい年があったり、風邪を何度もひいてしまう時期と、そうでない時期があるのはそのためです。
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