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  • 執筆者の写真kampo shinsendo

冷え性 その7

今日は低気圧が近づいているようで、大荒れの模様ですが気分は晴天でいきましょう。



『強い冷え』の次は、『軽い冷え』に参りましょう。



【軽い冷え】



からだ本体ではなく、主に四肢末端である手足が冷え、寒い時期や環境でのみ冷えたり、期間が短かったり間欠的で、不快なだけでとくに苦痛ではない状態です。



【湿滞】



飲食の不摂生などで脾胃の運化(胃腸の機能)が障害されて水湿が停滞し、季節や環境の寒冷とあいまって血脈の運行を凝滞させ、冷えを引き起こす病態です。



『強い冷え』の『寒湿』とよく似た状態ですが、持続性はありません。



普段から軽度の水分代謝障害による浮腫、皮下や筋肉に停滞した水分が血管を圧迫して血行不良を起こしやすい状態があり、寒冷の刺激で血管が収縮すると、通常の人よりも冷えを強く自覚します。



血虚体質(「血虚受寒」を参照)では、より寒冷の影響を受けやすくなります。



症状は、寒冷時に四肢末梢の冷えを自覚し、むくみ・尿量が少ないなどをともなっています。



血虚の体質の人は、さらに顔や皮膚につやがない・月経が遅れる・月経血が少ないなどをともないます。



治法は、水分を尿として除去する《利水滲湿》を行います。



処方は、五苓散



血虚を伴うときは、補血作用のある当帰・白芍・川芎などを加えます。当帰芍薬散


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