『夏の上手な過ごし方』 その4
湿度が高くなると、まず影響を受けやすいのは消化器系(脾胃)の働きです。
脾胃は乾燥を好み、湿気を嫌うという特徴があるので、湿気が体内に入ってくると、脾胃の働きは低下します。
その上、蒸し暑いからと過剰に冷たいものをとると悪循環で湿気が体内にたまり、食欲不振、腹部膨満感、下痢、吐き気などの症状が現れます。
日本人は体質的に湿気の影響を受けやすい上に、食生活の中で冷たい飲み物や食べ物を好む傾向が強いので、夏になるとなおさら胃腸障害の症状が目立つのです。
対策としては、体内にたまった湿気を取り除き、脾胃の働きを活発にすることです。
実際に良く使われる薬に『藿香正気散』、『香砂六君子湯』などがあります。
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