こころの病 その1
こころとからだ――中医学の考え方
五臓のネットワークがこころとからだの健康を支える
中医学では、こころとからだは一体のものであり、したがって、こころに異常が起こると、必ずからだに影響が及び、からだに異常が起こると、必ずこころに影響が及ぶと考えます。
「心」「肝」「脾」「肺」「腎」の五臓は、異なる働きをもち、連係し、制約し、かつ助け合いながら、生きるために必要な基本物質である「気」や「血」「津液」「精」をつくり、全身に送っています。
ですから、五臓が正常に機能することが、こころやからだが健康に活動するための前提となります。
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