慢性疲労 その14
体力の低下、慢性の疲労
疲れが抜け切れず、翌日に持ち越してしまうようになったら要注意です。
立っているのがつらく、すぐに座りたくなったり、朝なかなか起きられないなどの症状も慢性の疲労の特徴です。
疲労感や倦怠感はからだの機能の低下を知らせる合図です。
たいていの場合、エネルギーを消費したあと、吸収した栄養物を十分に補給しきれず、疲れとして残っているのです。
こんな時は、まず休養と栄養を十分にとり、体力の回復をはかることが肝要です。
このことによって脾胃の力が回復します。
しかし、それでも疲れが続いたり、仕事が忙しかったり、休養をとるゆとりがないときは、「療方昇陽」を服用するといいでしょう。
ほかの臓器へ影響が及び、症状を悪化させないようにするためには、この時点での治療が必要です。
療方昇陽は「疲労」の初期の段階で使われ、広範囲の症状に対応できる薬です。
とりわけデスクワークなど頭脳労働的な仕事に従事する人は、肉体的な疲労が少ないだけに対応が遅れがちですので、気をつけたいものです。
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