top of page
執筆者の写真kampo shinsendo

慢性疲労 その17

慢性疲労 その17



昼間、汗が出やすい



 これは、昼間の汗をさします。


 脾胃の力が衰えると、気となった栄養物がからだをめぐらなくなります。


 そうすると汗腺がコントロールできなくなり、たいして動いてもいないのに汗が出てきます。


 ただし、夜間睡眠中に汗をかくことがありますが、この汗は関係ありません。


 こんな時は、脾胃の力を強めながら汗腺を主どる肺(皮膚)にも効果のある「補気升陽」がよいでしょう。

最新記事

すべて表示

慢性疲労 その1

慢性の疲労――疲労を生み出す生活と環境   現在の病気の診断基準では、慢性疲労症候群という病気としての「疲労」は認められながらも、原因としては未だに分かっていません。  「疲労」がどのように病的状態を呈するのか、どのような対処がされているのか、現代医学と中医学の両方からとら...

慢性疲労 その2

慢性疲労 その2 見落としてはいけない三つの身体所見  内科医のお話では、全体の倦怠感のほかに、身体所見が重要であるとしています。  「微熱がある、喉が赤い、首や腋の下を押さえると痛みを伴ったリンパ節があります。  この所見があると、ほかに病気があるかどうか除外診断をします...

慢性疲労 その3

慢性疲労 その3 確立された治療法がない慢性疲労症候群  健康そうに見えても、ひどいときには箸すら持つことのできない慢性疲労症候群ですが、今のところ、これという治療法はありません。  内科医は「漢方治療に手ごたえを得ていますが、一番大切なことは、肉体的、精神的な安静です。...

Comments


bottom of page