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  • 執筆者の写真kampo shinsendo

慢性疲労 その6

慢性疲労 その6


慢性の疲労をつくりだすメカニズム



「疲れ」と、病気としての「疲労」を区別する

 一日中からだを動かしたり、仕事をめいっぱいこなした後とか、悩みをかかえているときに、私たちは「疲れ」を感じます。


 たいていの場合、休息と栄養をとれば翌朝には元気が回復します。


 またストレスも、ある程度なければ、人は動くことをやめてしまいます。


 通常の「疲れ」は、健康な人にとってあたりまえのことです。


 ところが、「疲れ」を翌日に持ち越すようになると、病気としての「疲労」が始まります。


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