慢性疲労 その9
疲労の本質とは何か その2
この段階では、すでに「気」だけの病気ではありません。
さらに体内の必要不可欠な精微な栄養素が消耗され、回復に必要な栄養代謝の働きも低下して、補充がつかないままに疲労が進みます。
慢性疲労症候群にみられる発熱は、「気」の機能亢進と栄養素の消耗によるもので、中医学では「内傷発熱」といっています。
リンパ節の腫脹は、栄養代謝が円滑に進行していないために生じた病理産物が体液の流れを阻んでいる証拠と考えられます。
これはまだ初期の段階ですが、各臓腑の機能の乱れが明らかになったものは、回復がかなり困難です。
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