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  • 執筆者の写真kampo shinsendo

掌蹠膿疱症 その4

掌蹠膿疱症 その4



掌蹠膿疱症の治療法



症状が激しい時期の治療法



 ①水疱が多くできている場合 手のひらや足の裏にジクジクとした水疱ができ、化膿がまだひどくない状態のときは、湿熱の邪が関係していると考えられます。



 この場合、吐き気がする、食欲がない、腹痛、といった胃腸症状や、舌にべっとりした黄色い苔がつくなどの症状をともなうこともあります。



 湿熱が生まれる原因はさまざまですが、もともと胃腸が丈夫でなかったり、食生活の不摂生が続いていると、湿熱が生まれやすくなるといわれています。



 そのため、湿熱の性質をもつアルコール類や、湿を多く含む刺身やサラダなどの生ものはできるだけ避け、腹八分でバランスのとれた食事をとるようにするとよいでしょう。



 こうした症状があるときは、湿熱を取り除きながら、化膿しやすい発疹を治す「平胃散」と「黄連解毒湯」を合わせたものや「萆薢滲湿湯」を用います。

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