掌蹠膿疱症 その5
②化膿傾向が強い場合
掌蹠膿疱症の最盛期には、膿疱が手のひらや足の裏にたくさん現れるようになります。
炎症が激しいため、かゆみや赤みも強く、ヒリヒリと痛むこともあります。
このほか、のどが渇く、舌の色が赤い、発熱、といった熱症状をともなう場合もあります。
このように、化膿傾向と熱症状が強い場合は、蒲公英や金銀花、野菊花といった清熱解毒作用をもつ生薬が含まれた「五味消毒飲」のような漢方薬を用います。
エキス剤では「黄連解毒湯」や「三物黄芩湯」を使うといいでしょう。
また、このような症状が出ているときには、ピリピリとした辛い料理や、肉類や乳製品のような高カロリー食品をとりすぎると、症状が悪化する場合がありますので、注意が必要です。
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