排尿困難 その6
【排尿困難の治療法】
肝鬱気滞――ストレスが強く情緒が不安定な場合
ストレスが強く、イライラしやすい人に多いのは、不安定型の排尿困難です。
すっきりと出ることもあるのに、精神的な問題があると尿が出にくくなり、それを気にしはじめると症状が悪化したりします。
また、下腹部が張る、男性の場合は睾丸が痛む、といった症状が現れることもあります。
これは、気のめぐりが悪いために起こる排尿困難と考えられます。
この場合は、情緒をコントロールして気のめぐりをよくする「四逆散」などに、「療方調流」を合わせて使うといった方法があります。
ただし、のぼせやほてりなどの熱症状がある場合は「療方調流」は合いませんので、「四逆散」に「猪苓湯」を合わせたものなどで対応します。
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