更年期障害――中医学の考え方 その4
精神的な原因で起こる更年期障害の症状と治療
更年期障害の最大の原因はストレス(肝鬱)
精や気、血、津液の流れや、精神情緒・消化吸収機能を調節し、筋膜や腱に滋養と潤いを与える肝の生理機能を「疏泄」といいます。
血は精から生まれ、精は血に変化します。
そして血は肝に、精は腎にたくわえられます。
このように、肝と腎は密接な関係にあるので、更年期になって腎気がおとろえると、 肝の機能もおとろえ、わずかなストレスを受けただけで肝の疏泄機能が失調し(「肝鬱」)、精や気、血、津液の流れが滞ったり、他の臓器の機能が損なわれます。
コメント