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執筆者の写真kampo shinsendo

月経不順 その13

気不摂血(月経過多)


②陽虚



先天的虚弱・早婚・若年の出産・多産・性生活の不節制などで、腎精と陽気が不足した状態です。



症状としては、月経周期が延長し、月経血の量が多いあるいはダラダラと月経が続き、月経血は痰色で希薄であり、月経後に下腹部や腰の痛みを訴えることがあり、温めたりおさえると楽になり、寒がる・四肢の冷え・腰や膝がだるく力が入らない・元気がない・夜間頻尿・舌質が痰で胖・脈が無力で遅いなどをともないます。



治法は、陽気を補いからだを温めて元気をつけるとともに、腎精を補い陽気を造りだせるようにする《温陽益精》を行います。



処方は、右帰丸・亀鹿二仙膠など。


                   

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