【月経過少】
④痰湿
多食・食生活の不摂生・飲酒癖などで脾胃が障害され、水湿の運化が低下して痰湿が生じ、その痰湿が衝脈・任脈で血の流れを阻害するために、月経が過少になる病態です。
症状は、月経血量が少なく、月経の色が淡色で粘調であり、月経周期が延長する傾向にあり、ふだんから帯下(こしけ)が多く、肥満ぎみ・からだがだるい・むくみ・胸や腹が張る・吐き気・口が粘る・白くべっとりとした舌苔などをともないます。
治法は、脾胃を健運して痰湿の産生を防止し、痰湿を流動させて除去する《健脾化痰・去湿》を行います。
処方は、二陳湯・平胃散・六君子湯などをつかいます。
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