【月経過少】
⑤血瘀
肝鬱気滞・痰湿・寒凝などにより気血の流れが悪化したり、気虚・陽虚にともなって推動力な無くなったり、血虚・陰虚・腎虚などの精血不足によって渋滞というように多くの原因で、血行が阻滞されて血瘀が生じ、血が子宮に注がないため月経過少を引き起こす病態です。
症状は、月経血量が少なく、月経血の排出が悪く、月経色が暗紫色を呈し塊が混じり、刺すような月経痛を呈することが多く、周期は延長する傾向にあり、舌が暗紫あるいは瘀点や瘀斑が見られることが多くなります。
治法は、凝血やうっ血を取り除き血行を促進する《活血化瘀》を行います。ただし、瘀血の原因となる病態に対する治療法と併用する必要があります。
処方は、血腑逐瘀湯・少腹逐瘀湯・桃紅四物湯・桂枝茯苓丸・通導散・桃核承気湯などがあげられます。
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