痰湿タイプ(経行後期)
多食・食生活の不摂生・飲酒癖などで脾胃が障害され、水湿の運化が低下して痰湿が生じ、その痰湿が下焦に溜まり衝任を阻滞するために胞宮への血の下行が遅延し、月経周期が延長する病態です。
症状としては、月経の周期が延長し、月経血が淡色で粘調であり、ふだんから帯下(こしけ)が多く、肥満ぎみ・からだがだるい・むくみ・胸や腹が張って苦しい・吐き気・口が粘る・白くべっとりした舌苔などをともないます。
治法は、脾胃の運化を強めることにより健運して痰湿の産生を防止するとともに、痰湿を流動させたり除去する《健脾化痰・去湿》を行います。
処方は、二陳湯・平胃散・六君子湯などを使います。
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