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執筆者の写真kampo shinsendo

気管支喘息 その1

気管支喘息 その1

現代医学による気管支喘息の診断と治療


気管支喘息は三つのタイプに分けられる


 現代医学では、気管支炎のうち、何らかの刺激に対して気道が過敏に反応し、気道に広範に狭窄を生じて、喘鳴や呼吸困難をきたす疾患を気管支喘息と呼びます。


 気管支平滑筋のれん縮、粘液の分泌亢進、粘膜の浮腫をともないます。


 原因には外因と内因があります。外因は、呼吸したり、食事から体内に入るもので、室内のほこりやダニ、花粉、かび、飲食物、薬品などがアレルゲンとして知られています。


 これに対し、内因は、はっきりしたアレルゲンを見いだせないものをさします。


 気管支喘息は、原因や症状の特徴などから、三つのタイプに分けることができます。


 ①アトピー型:小児期から思春期にかけて発症します。家族歴にアレルギー疾患が多く、原因となるアレルゲンがはっきりしています。


 アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎の既往症や合併のある割合が高いのが特徴です。


 ②感染型:40代以降に発症することが多く、発作が持続的で、一年中起こります。原因となるアレルゲンがはっきりせず、気道感染によって発作が誘発されます。


 ③混合型:アトピー型、感染型にはっきり分けられないタイプです。

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