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執筆者の写真kampo shinsendo

気管支喘息 その16

気管支喘息 その16


発作がおさまったら内臓の働きを補う


 気管支喘息の発作がおさまったら、病因となった飲や痰を除くとともに、衰えたり失われた内臓の正常な働き(気・血・陰・陽)を補います。


 特に肺と腎、あるいは肺と脾胃の治療が大切です。


 呼吸困難で胃気を吐きにくいときは肺に、息を吸いにくいときは腎に問題があると考えます。


 腎を補うには「六未丸」や「八味丸」を使います。


 また、肺と脾胃の働きが失われているときは、「六君子湯」や「黄耆建中湯」、「補中益気湯」や「参苓白朮散」が基本薬となります。

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