top of page
  • 執筆者の写真kampo shinsendo

気管支喘息 その18

気管支喘息 その18


内臓が活動するための栄養源が不足した場合


 逆に、五臓が活動するための栄養源となる腎の栄養(腎陰)が不足すると、腰がだるく力が入らない、頭がふらつく、耳鳴り、口が乾く、ほおの紅潮、イライラといった症状が現れます。


 舌は紅くなり、苔はありません。脈は細く、脈拍数が多くなります。


 この場合には、六未丸に、肺の働きを補う五味子や麦門冬を加えて(味麦地黄丸)使うといいでしょう。


 熱感やイライラが強い、寝汗といった虚熱の症状が強い場合には、「知柏地黄丸」が効果的です。

最新記事

すべて表示

気管支喘息 その1

気管支喘息 その1 現代医学による気管支喘息の診断と治療 気管支喘息は三つのタイプに分けられる  現代医学では、気管支炎のうち、何らかの刺激に対して気道が過敏に反応し、気道に広範に狭窄を生じて、喘鳴や呼吸困難をきたす疾患を気管支喘息と呼びます。...

気管支喘息 その2

気管支喘息 その2 気管支喘息の二大症状とメカニズム  気管支喘息の二大症状は、呼吸困難と喘息です。  気道が広範囲に狭窄することによって起こります。  何らかの原因で気管支がれん縮すると、気管支の内腔が細くなります。  また、粘液の分泌が亢進すると、たんが生じてからみやす...

気管支喘息 その3

気管支喘息 その3 気管支喘息の診断と治療  できるだけ発作を起こさないようにし、発作が起きたら軽いうちに止めるのが、現代医学による治療の原則です。  治療薬は、気管支拡張剤とステロイド剤が中心になります。  気管支喘息は、可逆性で治療に反応しやすいので、即効性のある気管支...

Comments


bottom of page