気管支喘息 その20
「水の通り道」の流れをよくすることも大切
このように、肺と腎、脾胃の治療が中心になりますが、気管支喘息は、水液代謝がうまくいかないことが原因のひとつですから、「水の通り道」の治療を行うことも大切です。
あふれた水液が「水の通り道」をふさいで胸のあたりにたまり、熱を帯びているときは、胸がつかえる、顔がどす黒いといった症状が現れますので、「木防已湯」で通りをよくします。
また、肺と脾胃と腎を結ぶ水の通り道のネットワークがうまくいかないときは、胸が苦しい、せき、たんなどの症状が現れますので、「柴朴湯」や「柴陥湯」など、柴胡の入った薬で治療をするといいでしょう。
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