気管支喘息 その4
肺の働きと、呼吸のしくみ――中医学の立場から
気管支喘息とは
気管支喘息は呼吸困難を主な症状とする疾病で、中医学では「哮喘」とよんでいます。
「哮」は、水液代謝の異常によって生まれた病因(飲や痰)が「肺」の中にひそんでいるところに、外因が侵入したり(かぜなど)、飲食の不節制や感情のうっ積や変動、過労などの内因が加わるために発症する、急性の激しい呼吸困難をさし、ヒューヒューという音をともなうのが特徴です。
これに対して「喘」は、急性あるいは慢性の疾病の経過中に起こる呼吸困難をさします。
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