気管支喘息 その5
肺は、呼吸をコントロールする
まず、呼吸のしくみについて考えてみましょう。
中医学では「肺は気の主」といい、呼吸は肺を中心に行われると考えます。
肺は、自然界のきれいな空気を吸い込み、よごれた空気を吐き出します。
肺は、発散する働き(宣散)と、下の方へ降ろす働き(粛降)をもっています。
宣散は呼気、粛降は吸気に相当します。
また、「腎は気の根」というように、「腎」も呼吸作用のうえで重要な位置を占めています。
肺の降ろす働きは、腎の受け止める働きによって、はじめて正常に行われると考えます。
댓글