top of page
執筆者の写真kampo shinsendo

気管支喘息 その5

気管支喘息 その5


肺は、呼吸をコントロールする


 まず、呼吸のしくみについて考えてみましょう。


 中医学では「肺は気の主」といい、呼吸は肺を中心に行われると考えます。


 肺は、自然界のきれいな空気を吸い込み、よごれた空気を吐き出します。


 肺は、発散する働き(宣散)と、下の方へ降ろす働き(粛降)をもっています。


 宣散は呼気、粛降は吸気に相当します。


 また、「腎は気の根」というように、「腎」も呼吸作用のうえで重要な位置を占めています。


 肺の降ろす働きは、腎の受け止める働きによって、はじめて正常に行われると考えます。

最新記事

すべて表示

気管支喘息 その1

気管支喘息 その1 現代医学による気管支喘息の診断と治療 気管支喘息は三つのタイプに分けられる  現代医学では、気管支炎のうち、何らかの刺激に対して気道が過敏に反応し、気道に広範に狭窄を生じて、喘鳴や呼吸困難をきたす疾患を気管支喘息と呼びます。...

気管支喘息 その2

気管支喘息 その2 気管支喘息の二大症状とメカニズム  気管支喘息の二大症状は、呼吸困難と喘息です。  気道が広範囲に狭窄することによって起こります。  何らかの原因で気管支がれん縮すると、気管支の内腔が細くなります。  また、粘液の分泌が亢進すると、たんが生じてからみやす...

気管支喘息 その3

気管支喘息 その3 気管支喘息の診断と治療  できるだけ発作を起こさないようにし、発作が起きたら軽いうちに止めるのが、現代医学による治療の原則です。  治療薬は、気管支拡張剤とステロイド剤が中心になります。  気管支喘息は、可逆性で治療に反応しやすいので、即効性のある気管支...

댓글


bottom of page