気管支喘息 その8
気管支喘息の病因と病気のメカニズム
水液代謝の異常によって病因が生まれる
気管支喘息が起こる背景には、水液代謝の異常によって生まれた飲や、内臓のバランスがくずれるために生まれる痰という病因が必ず存在します。
エネルギーが不足したり、外から冷えなどが侵入すると、脾胃の働きが低下して、栄養物質の利用度がにぶくなるので、余った物質が不要な水分になります。
これが脾胃にたまると、飲という病因に変化します。
飲は透明度が高くサラサラしており、冷えを帯びやすい傾向があります(寒飲)。
脾胃で生まれた飲は、肺にしみだして、肺の働きを妨げます。
また、腎の熱エネルギーが不足して栄養水を蒸気に変える働きが低下したときも、余った水分から寒飲が生まれます。
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