【臓器とのかかわり】
中医学には、からだの部分は五臓のいずれかと深い関連性があるという考え方があります。
目の場合、最もかかわりが深いのは肝です。
もう少し細かくみると、眼球結膜(白目)は肺、眼瞼結膜は脾、角膜は肝、瞳は腎、目頭と目尻が心ということになります。
このうち、かゆみが現れやすい部位と関係する肺・脾、目全体をつかさどる肝の三つの臓器が、目のかゆみを治療するうえで最も重要な臓器です。
また、邪との関係をみても、肺・脾・肝とのかかわりが深いことがわかります。
まず、防衛力をつかさどる肺に問題があると(バリア不足)、風邪を受け入れやすくなります。
熱邪や火邪は肝の余分な熱の影響で侵入しやすく、湿邪は脾胃の消化吸収力が低下したために発生することが多いとされています。
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