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執筆者の写真kampo shinsendo

目のかゆみ その4

【目のかゆみの治療法】



②目の充血や乾燥が気になる(風熱)



かゆみ以外に、目の充血や乾燥などが気になる場合は、風邪と熱邪がからんでいることが考えられます。



この場合は、風邪と熱邪の両方を取り除く「桑菊飲」などが適しています。



充血がかなりひどい場合は「防風通聖散」を併用するとよいでしょう。



なお、花粉症の人で、シーズン中以外にも目が充血しやすい、頭に血がのぼりやすい、という人の場合、肝に余分な熱がこもっていることも考えられます。



この場合は、肝の機能を調整してからだの上部の熱を取り除く「竜胆瀉肝湯」などのくすりを用いることもあります。



予防的な措置としては、ストレスが強く、イライラしやすい人は「加味逍遥散」を、手のひらや足の裏がほてる、のどが渇きやすい、目が乾きやすい、などの症状があるなら 「杞菊地黄丸」などをふだんから服んでおくとよいでしょう。

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