それほど頻繁ではなく、ときどき夜尿症を起こす場合について考えて見ましょう。
神経質で、ストレスを受けやすいひとは、肝の機能失調を起こしていると考えられます。
ふだんから情緒不安定で、神経質な子供の場合、こわい夢を見るなどして夜尿症を起こすことがあります。
これは、精神や情緒をつかさどる肝が機能の失調を起こしたために、気のめぐりが悪くなり、その影響が膀胱におよんでいると考えられます。
この場合はまず、もとになるストレスをできるだけ軽くする工夫が必要です。
そのうえで、肝の機能を整える『四逆散』を使って、精神や情緒をコントロールするとよいでしょう。
『四逆散』に『縮泉丸』を加えるのも効果があります。
つづく
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