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執筆者の写真kampo shinsendo

耳鳴り その18

慢性的に起こる耳鳴りの症状と治療



耳鳴りが、冷えをともなうケースもある(腎陽虚) 



 腎の精の不足が進んで、生命活動の原動力である腎の機能が損なわれるようになると(「腎陽虚」)、耳や脳に必要な熱量が不足するので、冷えをともなう耳鳴りが起こることがあります。



 顔面蒼白、元気がない、冷え、腰や下肢がだるく無力、頻尿、排尿困難、むくみ、軟便あるいは泥状便といった症状をともない、舌がむくんだようになって白い苔がつくほか、脈が無力になるときは、腎の機能を高める「八味地黄丸」、冷えの症状が強いときは、腎の機能を高める力がより強い「右帰飲」が効果的です。

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