「耳鳴り」の中医学の考え方
耳鳴りのメカニズムには二つのタイプがある その2
しかし、病因物質が侵入したり生まれるのは、もともと内臓の機能がおとろえていたり乱れて、体調が低下しているからです(虚)。
そうゆう意味では、実の耳鳴りのほとんどは、直接的には病因物質によって起こっていても、根本的な原因は内臓機能のおとろえにある「本虚標実」のタイプといえます。
またこの虚は、ほとんどの場合、「腎気(腎の精と気)」のおとろえ(「腎虚」)と密接に関係しています。
なお、中医学では、耳鳴りと難聴は同じメカニズムで起こると考えます。
耳鳴りは難聴の程度の軽いものであり、耳鳴りが進むと難聴になります。
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